内々定とは | 新卒就活.com

2016/08/22更新

内々定とは

内々定とは
全ての選考にパスして、企業から「ぜひうちに来て下さい」と言われれば、それがイコール「内定」と呼ばれるものですが、就職活動には「内々定」という少し変わったものがあります。

内々定と内定に大きな違いはありません

大学4年生の10月1日以前と以後で呼称が変わる程度です。以前なら「内々定」以後なら「内定」です。意味する所は「あなたを採用します」ということで同じです。

内定とは厳密にどういうものなのか?

では、そもそもの「内定」とは一体どういったものなのでしょうか?
実は「内定」の性質は、法的に定義されています。簡単に言えば、次の通りです。

  • 労働開始期限が切られている
  • 解約権が使用者(=会社)にある
  • 労働開始期限の2週間前までなら辞退できる
  • 列記とした労働契約である

簡単に言えば「4月1日からウチの会社で働いて下さい。但し、それまでに何らかの事情で取り消す可能性はありますよ」ということです。つまり条件つきの労働契約を結ぶような感じです。
この「取り消す可能性」の条件としては、以下のように考えられています。

「採用内定の取消は、採用内定当時知ることができず、また知ることが期待できないような事実であり、これを理由として採用内定を取消すことが客観的に合理的と認められ社会通念上相当として是認することができるものに限られる」(大日本印刷事件 最二小判昭54.7.20 民集33-5-582 参照)

そもそも「内定」には「企業側が内定を取り消す権利を有している」ことをキチンと押さえておきましょう。内定はイコール入社確定ではありません。それ以降の言動によって「不適格」と判断されれば、内定が取り消されることは当然あり得ます。


また「内定取消」という企業側からのアプローチと同時に、応募者の学生からは「辞退」というアプローチを取ることができます。これは民放に規定されている列記とした解約権ですので、辞退することは何の問題もありません。但し、2週間の予告期間が必要とされているので、それを割り込んだ場合には損害賠償などが発生する可能性があります。

内定辞退の連絡を入れると、企業側から引き止めがかかる場合があります。中にはかなり違法すれすれの脅しめいたアプローチが取られることもあります。ネット上の様々な記事を拝見する限り、大学の校門前で待ち伏せされて、教授の所まで一緒に挨拶に行かされた等という事態も起こっているそうです。罵詈雑言を吐かれるという話もよく聴きます。ですが、内定辞退は法的に保証されている列記とした学生側の権利です。そのことはキチンと覚えておきましょう。

以上、内々定と内定の違い、そしてそもそもの内定についてになりました。法律にまつわる大切な話ですので、しっかり押さえておきましょう。