内定と内々定の違いとは | 新卒就活.com

2016/08/24更新

内定と内々定の違いとは

内定と内々定には違いがあるのでしょうか。この二つに違いはあるのでしょうか。今回はそんな「内定」と「内々定」の違いについてです。

1. 内定と内々定、両者に大きな違いはありません

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多くの就活生が選考を突破したら「内定を獲得した」と言うように、「内々定」という言葉は就活生の間ではあまり使われません。ですので、一般的には「内定」と「内々定」は同じものだと考えておいて問題ありません。
とは言え、「内定」は法律にも絡んでくる為、正式にどういうものなのかだけはきちんと押さえておきましょう。特に内定を辞退する可能性がある場合、そのタイミング等にも絡んできます。

2. 内定と内々定は10月1日を境に分かれる

内定と内々定の違いは、10月1日以前には「内々定」と呼ばれ、10月1日からは「内定」と呼び方が変わることが1つです。ですが、意味するところ自体は「ぜひうちに来て下さい」ということで変わりはありません。

3. 内定は誓約書の提出を求められる

一般的な「内定」と「内々定」の違いは2の通りですが、大体の場合は「承諾書」「誓約書」を提出したタイミングが境目のようにも思います。提出する前は「内々定」(内定の承諾を保留している状態)で、提出した後は「内定」(内定を承諾した状態)といった感じです。
内定を受諾すると、正式に応募先企業へ入社する意思を表明したことになります。これによって企業と学生の間には「内々定」「内定」という関係が結ばれます。企業側は「この学生はウチに入社してくれる」と判断します。

4. 内定の法的性質は以下の通り。

この内定には主に4つの法的性質があります。

  • 労働開始期限(大抵は4月1日)が設けられている
  • 解約権が企業側に設けられている
  • 労働開始期限の2週間前までなら辞退できる
  • 労働契約である

ここで気になるのが、内定辞退と内定取消は法的にどう取り扱われるのかだと思います。

5. 誓約書を提出した後の内定辞退は可能?

結論、可能です。4にもあるように、内定は法的にも「労働開始日の2週間前までなら辞退可能」であると認められているからです。これは民法でも認められており、また誓約書には法的な拘束力はありません。
ただ、あまりにギリギリのタイミングでの辞退は企業側にも迷惑となるので、マナーとして良くありません。承諾書を提出した企業は、イコール入社する企業と考えておきましょう。仮にもし辞退するのであれば、なるべく早く企業側に伝えましょう。

6. 内定取消が発生するケースとは?

内定取消の権利=労働契約の解約権が企業には認められています。その為、企業側が何らかの事情で内定を無効とすることもあります。ですが、取消は「客観的に妥当と認められる」場合を除いては不可能です(詳細は「大日本印刷事件 最二小判昭54.7.20 民集33-5-582」をご参照下さい)
つまり、内定とは「入社確定だよ」という意味ではなくて、「入社日までに何か問題があったり、ウチの都合上やむを得ない場合には、取り消すからね」という意味を含んでいるのです。

以上、内定と内々定の違い、そして内定の具体的な内容になりました。時に脅迫的な形で内定辞退を防ぐ企業もあるということですが(筆者も真偽が微妙な噂ですが、辞退を申し入れたらラーメンを投げつけられたという話を聴いたことがありました)、内定辞退は法的に認められた就活生の持つ権利です。ですが、いくら法的に問題ないからと言っても、マナーを守らなくて良いということではありません。辞退は10月1日までに伝えるのが、就活生にとっても、企業にとってもベストと言えるでしょう(早ければ早いに越したことはありません)