通過するグループディスカッションの進め方 | 新卒就活.com

2016/08/22更新

通過するグループディスカッションの進め方

新卒就活の手引き|グループディスカッション
グループディスカッションは、チーム全員が通過することもあれば、全員が落選することもあります。
しかし、評価のポイントを全員が押さえているとも限らず、それ故に自分だけが対策しても、一人でもチームに悪影響を与える学生がいれば、無意味に終わってしまうこともあります。
今回は、そんなの基本的な流れを押さえておきたいと思います(最低限落ちないための議論の進め方です)

グループディスカッションで落ちる学生のパターン

グループディスカッションに確実に通過できる魔法のような常套句や振る舞いはありませんが、必ず落ちるパターンを幾つか列挙しておきたいと思います。

  • 人の意見を一方的に否定する
  • 人の話を聴かない(又は聴いているとは思えない態度を取る)
  • 自分の意見を押し通そうとする
  • 発言しない
  • 基本的なマナーができていない(人の目を見て話さない等)
  • 他人への気遣いがない
  • 無表情、仏頂面
    • などなど。次は進め方のポイントです。

      グループディスカッションの進め方のポイント

      グループディスカッションを進める上で何よりも大切なのは「議論の流れを共有しておくこと」です。あるテーマが与えられた時に、誰彼構わず好き勝手に発言しては収拾がつかないですし、逆に一部の人たちだけで盛り上がっていても議論とは言えません。

      以下、グループディスカッションのオーソドックスな進め方を紹介します。そして、各段階において意識すべきポイントをお伝えしていきます。

      まず前提となる流れは以下の通りです。

      1. 自己紹介
      2. 役割の決定
      3. 時間配分の確認
      4. 前提条件を確認、共有する
      5. アイデアを出す
      6. アイデアをまとめる

      それぞれについて細かく見ていきましょう。

      自己紹介

      制限時間にもよりますが、一言自己紹介をしておくことで、場の空気が和み、それからの議論がしやすくなります。単に名前を言うだけではあまり効果がないので、一言意気込みを交えるくらいが丁度良いです。

      役割の決定

      次に役割を決定しておきます。主な役割としては「議事進行」「書記」「タイムキーパー」の3つがあります。ただ前提として、役割につくことが高評価に繋がるとは限りません。
      そもそも企業からは「役割を決めて下さい」とも言われません。そのため、役割を決めないまま議論を進めても問題ありません。実際筆者は数度だけですが、そもまま済し崩し的に議論を進めて、実際に通過したグループディスカッションもありました。
      役割の決定というのは、あくまでも「議論を進めやすくするための手段」に過ぎません。ですので議論に貢献できていれば、役割についていなくても勿論通過できます。

      時間配分の確認

      次に時間配分を確認しましょう。上の流れに沿う場合、「アイデアを出す」時間が何分、「アイデアをまとめる」時間が何分といった具合です。
      ここで大切なのは、ざっくりと決めておくことです。キッチリ5分単位で区切って、5分がきたら終了するというやり方では、時間が気になってしまって議論が硬直する恐れがあります。また逆に1分でアイデアが出尽くしてしまった場合、残り4分無言といった事態になりかねません(これは半分冗談ですが)

      前提条件を確認、共有する

      このフェーズがグループディスカッションでは最も重要であると言っても過言ではないですが、最も見落とされがちな段階でもあります。


      たとえば「良い会社とは、どんな会社ですか?」というテーマがあるとします。これについてグループディスカッションが開かれたとしましょう。この時、段階3「時間配分」まで進んだ段階で、そのまま段階5「アイデア出し」へ移った場合を考えてみて下さい。
      おそらく「給与の高い会社」「離職率の低い会社」「収めている税金が多い会社」「世間の評価が高い会社」など色々なアイデアが出てくるでしょう。ですが、それは各々の学生が「自分」にとって良いだけで、誰にでも通用する訳ではありません。そのため、次の段階6「アイデアのまとめ」において「君はそう言うけど俺はそうは思わない」と、いつまで経っても議論がまとまらなくなります。

      つまり、このテーマを論じる上で重要なのは、「誰にとって良い会社なのか?」という点です。議論を始める前に、この「誰にとって」の部分について、チーム全体で前提条件を確認しておく必要があります。

      アイデアを出す

      前提条件まで確認したら、ひたすらアイデアを出します。このとき重要なのは主に2点です。

      誰もが万遍なく意見を言うこと

      これは議事進行者の腕の見せ所でもありますが、必ず発言者が偏らないようにしましょう。意見を言い難そうにしている学生がいれば、その学生に話を振ってあげるなど、そうした配慮が必要です。
      もっとも、「◯◯さんはどう思いますか?」と単純に振るだけでは意味がありません(それが答えられないから発言できないのです)。たとえば「◯◯さんは◯◯という点についてどう思いますか?」と答えやすい質問を投げてあげなければなりません。

      相手の意見を否定しないこと

      アイデアを出す段階では、とにかく色々な意見を積み上げることが大切です。否定される可能性があると分かると、意見を言うことに萎縮する学生はたくさんいます。些細なことからも気づきがありますので、どんな意見であれ徹底的に出し切るのが大切です。そうした柔軟性があるか否かも、グループディスカッションにおいては重要な評価ポイントです。

      アイデアをまとめる

      最後に出したアイデアをまとめます。チーム全体として出したアイデアをベースに、テーマの回答をまとめていきます。重要なのは、全員が納得しているということです。グループディスカッションでは多数決などで決めるのではなく、必ず「なぜこうした結論にしたのか」の理由が必要です。その理由について、全員が納得している状態を作ることが大切です。

      なお、最後に議論の成果を発表することもあります。その場合、発表の準備時間なども予め時間配分の時に用意しておきましょう。

      以上、グループディスカッションの進め方と、各段階でのポイントでした。一人ではなかなか練習が積み難いグループディスカッションですが、実践を重ねていくことで、通過率は確実に上がります。