フリーターについて知っておくべき基礎知識 | 新卒就活.com

2015/11/09更新

フリーターについて知っておくべき基礎知識

フリーターとはどういった就労形態のことなのでしょうか。
今回は特に、給与の体系や労働時間に着目してみましょう。
フリーターの就労形態を整理したのち、就労スタイルとしてフリーターを選んでよいのかを解説していきます。
今やフリーターは「選ぶ」時代です。

フリーターの定義とは??

cc-library010008016

まずフリーターの定義ですが、ニート(NEET)と混同されがちです。
端的に、就労に関していえば、ニートの特性は以下のようになります。

【ニート(NEET)】
・就労または就労のための技術習得をしていない。
・現在、教育受けていない。

対してフリーターの特性は、以下のようになります。

【フリーター】

・正社員として雇用されていない(またはそれを望まない)。
 
※フリーターの定義として、就労環境の他に年齢(15歳~34歳まで)が定められています。

よって就労について考える時、フリーターとニートでは全く性質の異なるものです。
これを踏まえると、フリーターとは、「働いてはいるが、正規雇用の形態ではない」者を指すことになります。

~現代日本では「労働=正社員」の図式が一般的!マイナスなイメージを持たれやすい~

現代の日本社会では、近年、徐々に変わってきたとはいえ、未だ「労働=正社員」の図式が一般的であり、この図式から見た時に、フリーターもニートも正社員ではないために、労働に対してのマイナスイメージから、混同されることが多いのも事実です。

フリーターの労働スタイルと給与について

では、正社員ではないが、就労しているフリーターは、実際にどのような形態で労働を行っているのでしょうか。
労働スタイルや給与に関して分類すると、代表的なものが以下の2つになります。
 
●アルバイト、パートタイマーと呼ばれる形態
●フリーランスと呼ばれる形態

まず、アルバイトやパートタイマーですが、これは、正規雇用とは異なり、雇用主側から支給される給与は時給という形になります。
正規雇用の社員が1年単位で給与額が決まり、それを月ごと、場合によっては特別賞与(ボーナス)を含めて分割して支払われているのに対し、アルバイトの収入は就労した時間ごとに支払われる形となります。_
 

次にフリーランスですが、一般的な言葉のイメージでは、ジャーナリストなどの文筆業、IT関連のデザイナーなど、フリーターの定義から外れるように思いがちです。
しかし、最初に述べた定義からすると、こちらもフリーターの範疇に含まれることになります。
フリーターで給与の面では、フリーランスは、時給ではなくクライアントとの交渉によって報酬を決定している場合が多です。
また、報酬は基本的にフリーランス側の提供する成果物に対して、クライアントが支払う形になります。
例えばジャーナリストが1記事の執筆について5000円の契約をクライアントと結ぶ場合、その記事を書くための取材に10時間使うにしろ、20時間使うにしろ、記事が納品されるときにクラアイントが支払う額は、契約時の5000円となります。
 ここで労働形態と給与に関して、フリーターを取り巻く環境を整理すると以下のようになります。

 ●アルバイト :雇用主と時間を決めて就労、時給
 ●フリーランス:雇用主と成果のみを決めて就労、成果物に対する報酬 

フリーターとして働くメリットとは??

フリーターを選ぶことにマイナスイメージが付きまとうことがありますが、それは極めてナンセンスな問題です。
もちろん、「ただなんとなく…」のような形でフリーターを選ぶことには、様々なリスクが生じる可能性があります。
しかし、フリーターは時間に縛られない(自分で時間を決めて就労できる)ため、自分のライフスタイルに合っている、もしくはその必要がある場合には、就労スタイルとして十分に選択肢に入れて良いです。

~時間に縛られない+プレッシャーを感じづらい環境で仕事ができる~

正規雇用になると、どうしても毎日継続的に就労する必要があり、時には残業も課される場合があります。
こういったことを未然に回避できる分、ストレスの度合いや、雇用主に対する責任の度合いなどで、フリーターは比較的、プレッシャーを感じづらい環境にあると言えます。これは就労するうえで大きなメリットとなります。

そのため、「就労スタイルとしてフリーターを選んでいいのか」という問いに対する答えは、「イエス」となります。
ただし、正規雇用が、例えば「病気の場合に休暇をとった」としても、年間の給与額にマイナスされることがない反面、アルバイトなら「休んだ日の給与は支払われない(時給が発生しない)」、フリーランスなら「成果物を納品できなければ報酬が支払われない」ということになるので、自分の生活に対する責任が重くのしかかることを忘れてはいけません。

フリーターが自分の目指す就労スタイルに合っているか考えることが重要

就労の形態と給与に関して、フリーターについて見てきました。
もっとも重要なことは、「自分の目指す就労スタイル」に合うかどうかです。
労働とは本来的に、自分の生活を支え、自分の生活をよりよくしていくためにあります。
こういった「よく生きる」という観点に立って、自身の就労スタイルを検討することが、社会人としての責任ではないでしょうか。