企業の採用活動がずれ込んだ理由と影響について | 新卒就活.com

2016/08/04更新

企業の採用活動がずれ込んだ理由と影響について

企業の採用活動の解禁が大幅に後ろにずれ、2016年卒の人間から大きな影響を受ける事になりました。
例年大学3年生の12月から採用活動が解禁されていたのが、3月まで後ろ倒しになり、それがきっかけでインターンシップ受け入れ企業が増えると言う、連鎖反応が起きています。

企業の採用活動がずれ込んだ理由

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もともと企業の採用活動は冬から動き出すものであり、学生もそのタイミングに照準を合わせてきました。
しかし、政府から学生は学業に専業すべきだと言う政府からの要請があり、この要請に経団連などが従った形で採用活動の後ろ倒しが実施されました。
この要請は前々から議論されていたもので、経団連への打診もあったため、このタイミングで実施された事になります。

~学生は学業に専念すべきという提言の下に紳士協定が結ばれた~

昔は採用活動に対する規制がなく、大学3年になると同時に就職活動を行われなければいけなかったため、専門学科を学び始めてすぐに就活で抜けなければいけないというのが問題視されました。
3年の12月まで採用活動を自粛すると言うのは、問題に対処するために企業間で結ばれた紳士協定だったのです。
しかし、あくまで紳士協定に過ぎなかったため、破っても罰則は無く、より早い活動を行っていた企業もあるのが事実です。

企業の採用活動がずれ込んだ結果

経団連が主体となり、政府提言を受け入れる事で採用活動の後ろ倒しが実施され、就職活動で圧迫されがちな大学生の負担は大きく減ったと言う見方もあります。
一方で、採用活動よりも先にインターンシップを実施することでより早くアピールしようとする企業も増えています。
2016年度新卒者のためにインターンシップ受け入れを決定した企業は、大手企業の6割を超えると言うデータも出ています。 

~インターシップの受け入れ先が増加!~

日本のインターンシップは採用活動に直接影響しないものであると定義されており、企業間でも実際に採用活動とはみなしていないのが特徴です。
しかし、職場体験を通して企業に対するエントリー数は増えるとみられています。
学生もより早く企業に対する知識を身に着けようと、積極的にインターンシップを受け入れるようになっています。

企業の採用活動に法の制限はない

インターンシップは採用活動の一環ではないとされています。これは日本独自の考え方です。
転職がキャリアに繋がると言う発想の欧米は採用活動としてのインターンシップを生み出しましたが、終身雇用の根付いた日本では独自のシステムとなって受け入れられた経緯があります。

~インターンシップから直接内定を出す企業は存在する~

実際にインターンシップから直接内定を出す企業は多くは無いのですが、一方で先進分野を行くベンチャー企業やIT企業、外資系企業はインターンシップからの内定もあり得るのです。
法律の規制や、経団連自体が取り締まりなど政府に罰則の規定などを要請しない限りは、早期採用はやったもの勝ちと言う状況は変わっていないのです。
一方で、大企業がそういったことをやってしまうと、取引先の信用を無くす可能性や、政府提言が形骸化してしまう可能性があるため、迂闊に行えない事情もあるのです。

企業の採用活動がずれ込んだ結果インターンシップの受け入れが盛んになった!

以上、企業の採用活動がずれ込んだ理由と影響についてご紹介しました。
企業の採用活動が後ろ倒しされた影響は大きく、学生はインターンシップなどで早めに対策をするか、解禁を待って活動するかの選択が迫られています。
一方、就職活動を行わなくても就職のための勉強は行えるため、本人の意識次第と言う状況は変わっていないのです。