企業の社員数と採用人数との関係性とは | 新卒就活.com

2016/08/04更新

企業の社員数と採用人数との関係性とは

新卒の採用人数は優良企業と言うイメージがありますが、一方で社員数に対して採用数が多すぎる場合は、退職者も多いから多めにとるのではとイメージしがちです。
しかし、近年は経営環境の変化と人材確保の難しさから比率を変える会社が増えています。今回は人材採用の秘密に迫ります。

企業と社員数と採用人数の関係性1,非正規雇用が増えた反動

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現在は景気が回復傾向と言われていますが、景気が悪いと言われた時期はほとんどの企業が人件費を圧縮するために正社員を減らし、非正規雇用の労働者を増やしました。
しかし、正社員を減らした結果、一人当たりの社員にかかる責任と労働量が増え、結果的に離職率が高まり、人手が足りなくなるジレンマも発生しました。多くの企業がその反省を踏まえ、責任と労働力の分散化のために採用人数を増やしています。

~結果的に社員にかかる負担が増えて離職率が高くなったのが原因~

社員でなければできない仕事も多いため、非正規の職員から正規雇用への引き抜きも進んでいますが、ビジネスマナー等の基礎が出来ていない場合もあり、メリットとデメリットが混在します。
採用人数を増やすのは残業時間などを抑制し、離職率を低くし、現場の力を強化するためでもあります。

企業と社員数と採用人数の関係性2,専門職の人材不足

景気の回復とともに叫ばれるようになったのが、専門職の人材不足です。
特に成長分野での人材が不足することが多く、多くの企業の悩みの種になっています。他方、景気に関係なく採用人数を維持し、人材の育成を進めてきた企業は、景気動向が変わると同時に急成長するケースも多いのです。

~専門技術の継承と将来の経済構造の変化に備えるため~

また、人員に余裕がある会社は、・技術のある人間を派遣して利益を上げることもできます。
事実、プログラミングや通信などの専門分野では、派遣部門を新設し、利益を上げているケースも有ります。業務提携と言う形で双方の技術者を招いて研究を進めるケースや、ノウハウを生かしつつ、異業種とタッグを組んで合弁会社などを立ち上げるケースも増えています。
採用人数を増やすことは技術の継承と、将来の経済構造の変化に備えるためでもあるのです。

企業と社員数と採用人数の関係性3,日銀の金融緩和による環境の変化

採用人数が増える傾向にある理由はまだあり、日銀の金融緩和によって金融環境が大きく変わったことも影響しています。
政府は国外からの積極的な投資を招くために、起業へ株主への積極的な還元策を求めています。
海外の投資家は投資した企業に積極的な利益の還元策を求めることが多いのが特徴です。日本はその株主への対策が全体的に遅れていることも知られています。

~体力のあるうちに人を育てることに舵を切る会社が増えている~

採用人数を増やせばそれだけ費用や人件費がかかりますが、将来的なことを踏まえて、体力のあるうちに人を育てることに舵を切る会社が増えているのです。
外国人投資家が増えれば、還元策として内部保留という会社がいざという時のためにためたお金の放出などを求められる可能性が高まります。日本は内部保留が多い会社が目立つのも特徴なのです。
内部保留の放出と言う株価対策ではなく、積極的に成長戦略で株価を上げようとする企業が増えているのです。

企業の採用人数が増える=未来志向が強い!

以上企業と社員数と採用人数の関係性についてご紹介してきました。
採用人数を増やす企業が増えているのは、団塊の世代の退職や経済構造の変化、新しい分野への進出や、ビジネスチャンスの拡大と様々です。
多くの人を採用するということはそれだけ未来志向が強いと言うことであり、成長するための戦略を持っていると言う意味でもあるのです。