商社とは?就活生が知っておくべきメーカーとの違い | 新卒就活.com

2016/08/29更新

商社とは?就活生が知っておくべきメーカーとの違い

商社とはどんな会社なのでしょうか。就活生が知っておくべきメーカーとの違いを説明しました。
就活生に特に人気の業界である商社とメーカーの機能や違いとは何でしょうか。
メーカーと商社を志望している就活生の方も、単に業界研究をしたい方にもオススメのページです。

商社とメーカーの違いとは?

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こんにちは。今回は、商社とはどんな会社なのか。メーカーとの機能と違いについて解説していきます。
就職活動生に特に人気の業界は、おそらくメーカーと商社でしょう。
メーカーは「日本を支えているのは製造業」と言われますが、そうした点から日本産業の根幹を支える事業に魅力を感じる学生が多いのかもしれません。
商社は国内外を問わず活躍できる点が魅力的に映るのでしょうか。
今回は、この人気の2つの業界について、少し説明しようと思います。

商社とはどんな業界・業務なのか

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まず商社です。ウィキペディアによれば「商社」という言葉の定義は次のようになります。
商社とは、
「輸出入貿易ならびに国内における物資の販売を業務の中心にした、商業を営む業態の会社」
「広義の卸売業」

一般的な商社のイメージとしては、後者の「卸す」でしょう。
実際、東京証券取引所の銘柄でも、各商社は「卸売業株」に属しています。
しかし、それとは別に前者のような機能も持っているようです。とは言え、かなり漠然としていますので、ここで商社の持っている機能を少し具体化してみましょう。
~商社の機能1. 卸す~
商社は自前の設備や商品を持っていません。
ですので、売りたいものと売りたい先がある会社に協力して、その「卸す」部分を担っています。
これが商社の代表的な機能です。
早い話が、商社とは仲人です。
売りたい人買いたい人を引き合わせてあげる仕事です。総合商社であれば、その商品が多岐に亘ります。専門商社であれば、たとえば食品や日用品のように特定の業界に特化して卸売業を展開します。
そのためには当然、市場調査が重要になりますが、その調査力を活かして商品の改良提案などまで行うこともあります。
~商社の機能2. 事業を作る~
よく新しい会社が立ち上がるとき、A社、B社、そして商社C社がともに出資しているケースがあります。
こうして新会社や新事業を立ち上げるときに、商社がノウハウを活かして協力するということも1つの機能です。
その際、商社が提供するのが、独自の情報収集・分析力、製品等の流通や販路開拓、部品調達のノウハウなど、「卸す」などのほかの機能で磨き上げてきた知見です。
事業の形を作って、そこに銀行からお金を引き出す、それが商社の事業を作る上での役割です。
また中には、ベンチャーキャピタルとしての役割や、M&Aなどの事業買収といった機能を提供することもあります。
自社機能の一部を子会社化するなど、独自に事業開発を行う場合も勿論あります。
主に「商取引の仕組みや流れをつくり回す」ことがメインです。そこに付随する様々なフェーズで商社は企業をサポートします。お金を銀行から取ってきたり、商品やサービスの販路を開拓したり改善提案をしたり、そうして「過去のノウハウやコネクションを活かして、様々な面から企業をサポートする」のが商社です。

メーカーどんな業界・業務なのか

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メーカー(Maker)は、その名の通りなにかを作る(Make)会社です。
自動車メーカー、電機メーカー、ゲームメーカー、食品メーカー、形ある物を作っている会社はすべてメーカーとなります。世の中で必要とされている製品を調べ(マーケティング)、形にして(企画)、材料を買ってきて(調達)、実際に作って(製造)、そしてユーザーの手に届けます(販売)。これが大体のメーカーの業務です。

商社とメーカーの違い

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商社と見比べますと、いくつか被るフェーズがあることに気づくと思います。
例えば、最初のマーケティング。もちろんメーカーにもマーケティング部がありますが、商社(特に総合商社)は様々な業界とのコネクションや情報網を持っているため、そのアドバイスは非常に魅力的です。そのため、協力を仰ぐことが多いです。
また、材料の調達に関しても同様です。
メーカーも自社で調達部を持っていますが、商社は常に様々な素材メーカーと付き合っているため、たとえば、新たな材料の仕入れ先を開拓する時などは、そのコネクションを頼りにするのが普通です。
販売に関しても、メーカーが直接販売会社を持っているケースがありますが、専門商社などを通じて各量販店や商店に卸したりもします。またオフィス機器などは自社営業が直販する一方で、外部の販売会社に委託することもあります。
「たのめーる」で有名な大塚商会などが分かりやすいでしょう。このように、メーカーは様々なフェーズで、外部の会社のサポートを得ています。その代表的な会社が商社というわけです。
商社の機能は「商取引の仕組みや流れをつくり回す」です。これをメーカーの世界に適用しますと、「商品をつくって売るまでの様々なフェーズでフォローする」のが商社ということになります。メーカーが本来自社でも出来ることを、たとえば効率化したりする上で、商社のフォローが欠かせないということです。
ここまで見ると、やや似通っているメーカーと商社ですが、その違いの一つは働き方にあります。
メーカーは1つの製品を産み出すのに、市場調査から部品の調達、さらに企画開発、そして販売と様々な部署が絡んできます。
商品1つを世に出すのに、それこそ何千何万という人たちが関わります。

しかし、商社の場合、製品も設備も持っていませんから、似たようなことをするにも、そこまで人は必要ありません。自社に無いものは外に求めますから、メーカーと同様の規模のことを行うにも、極論、数人から数十人で担当しています(これが、メーカーが日本を支えていると言われる所以ですね)

逆に言えば、それだけ少人数の規模で様々な企業の要職の方々と共にビジネスを行っていくわけですから、やりがいは大きいでしょう。
動きも速く、業務の幅も広く、自分の意見も反映されやすい魅力的な職場を言えるかもしれません。
もちろん、いきなりそうした大きな仕事を任せてもらえるとは限りません。ビジネススキルを身につける為の資料作成、調整作業や海外との簡単なアレンジメント業務などでひたすら下積みという可能性もあるでしょう。

商社とは「広く浅く」メーカーは「狭く深く」ビジネスを展開している

イメージとしては、メーカーは「狭く深く」、商社は「広く浅く」事業を展開していると言えるかもしれません。
自動車メーカーは自動車を極めていますし、家電メーカーも家電を極めています。しかし、商社にはそうした極めた製品やサービスはありません。
自社ブランドで製品を企画開発することもありますが、やはりメインは「事業を仕組みをつくり回すこと」です。この辺りから、一つの世界を極めたいならメーカー、事業をつくることを極めたいなら商社など様々な軸が考えられそうですね。
以上、今回は、商社とメーカーの機能と違いについて解説いたしました。読者の皆様の就職活動を得応援しております。

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