就活の勝ち組へ!エントリーシートを作る上で重要な4つのサイクル | 新卒就活.com

2016/08/23更新

就活の勝ち組へ!エントリーシートを作る上で重要な4つのサイクル

今回は受かるエントリーシート(以下、ES)対策として、ESの書き方についてお伝えしていきます。別途、そもそも何を書くべきなのかについては、以下の「内容編」に記してありますので、そちらも合わせてご覧下さい(両者は密接に関係しています為)

就活生必見!受かるESを書くための秘訣 〜内容編〜

1. 必要なのはPDCA

デザインサンプル

「内容編」でもお伝えしましたが、ESで必要なのは「PDCA」です。そのためESを書く前に、まずアピールしたい内容を、この要素に分解することから始めましょう。

  • P:物事に取り組む上で何が必要か考える
  • D:実行する
  • C:結果を受けて反省点や改善点を洗い出す
  • A:その反省・改善を次に活かす

この4項目です。
この時、注意して頂きたいのは、以下の2点です。

箇条書きで洗い出す

後から不要な項目を削除したり、必要な項目を追加したりすることが楽にできるからです(文章にしてしまうと、文の繋ぎの修正や文字数の調整が面倒です)

具体的に洗い出す

抽象的なままでは、何に取り組んだのか採用担当者に伝わりません。たとえばサークルの取り組みの場合、「練習した」だけではなく「なにを」「なんで」「どうやって」練習したのか、具体的に書き出すようにしましょう。

たとえばサッカー部で地区大会優勝を掲げて頑張った経験をアピールしたい就活生がいるとします。その場合、次のようなイメージになります。

P:

  • ディフェンスにおける意思統一が取れていない為、失点が多い
  • 前衛のプレスとディフェンス陣のライン取りが連動していない
  • プレスの掛け方に一貫性がない(闇雲にボールを追っているだけ)
  • プレスの際の他の選手のフォローがない
  • 何人もボールに集まって、結果ディフェンスに隙が生まれてしまっている
  • ボールを奪った後のプレーに関してイメージを共有できていない

D:

  • 組織力の強化が必要だとチーム全体に提言した
  • 自分も一緒になって練習メニューを考えた
  • 全員に練習の目的を伝え、目的意識をはっきり持って練習に取り組んだ

C:

  • いきなり全ての練習を取り入れてパンクしかけ、メンバーからも不満が出始めた
  • 自分が必要だと思ったことが必ずしも全体に必要なことだと限らないと感じた

A:

  • どういうチームを目指していくのか、それを皆で話し合った
  • そのチーム像に合わせて、皆で必要な練習プランを作るようになった
  • 自分一人でチームに必要なことを考える前に、メンバーと話すようになった

これをESの文字数に落とし込んでいきます。

2. 専門用語や抽象的な用語をチェックしておく

ここでいきなり書くことはしません。次に専門用語や抽象的な表現がないかチェックしていきましょう。何故かと言うと、そうした表現が多いESは「専門的すぎて伝わらない」「抽象的すぎて何が言いたいのか分からない」となってしまい、選考を通過できないからです。

たとえば、Pの欄に「プレスの際の他の選手のフォローがない」という項目があります。フォローは何となくイメージがつくかと思いますが、「プレス」という表現はサッカーをある程度見たことがないと分からないと思います。その為、これは「守備」と言い換えた方が良いと分かります。

このように、専門用語や抽象的な表現を極力減らしていきます。もし減らしたり言い換えたりしたときに意味が全く通じない場合は、一旦そのまま残しておきます。

3. 文字数に合わせて文章を作る

ESは基本的に400文字が多いので、今回も400文字計算で実演してみましょう。PDCAは4項目ありますので、まずは均等に100文字ずつ割り振ります。
なお、この段階では文字数をオーバーしても構いません。最初から文字数に収めようとすると、表現を無理に縮めたりして、結局何が言いたいのか伝わらないESになりがちです。

  • P:100文字
  • D:100文字
  • C:100文字
  • A:100文字

ここではPのみを例とします。

Pの項目

  • ディフェンスにおける意思統一が取れていない為、失点が多い
  • 前衛のプレスとディフェンス陣のライン取りが連動していない
  • プレスの掛け方に一貫性がない(闇雲にボールを追っているだけ)
  • プレスの際の他の選手のフォローがない
  • 何人もボールに集まって、結果ディフェンスに隙が生まれてしまっている
  • ボールを奪った後のプレーに関してイメージを共有できていない

Pのまとめ
私はチームの弱点が守備にあると感じました。例えば、前衛と後衛で守備における意思統一が取れていない為、互いにフォローし合うといった動きがなかったのです。その為、何人もボールを追って隙を作ってしまったり、奪った後にすぐ攻撃に移れなかったりしました。(122文字)

4. 文字数や表現を調整する

このままPDCAを繋げても、文字数オーバーとなってしまいます。そこで、文字数や表現を調整する必要が出てきます。上の文章の場合、たとえば次のように修正できます。

Pのまとめ
私はチームの弱点が「守備に対する意思統一が取れていない」という点にあると感じました。何人もボールを追ってしまって隙が出来たり、奪った後にすぐ攻撃に移れなかったりする場面が相次いだからです。(94文字)

Pの箇条書きにした項目を見てみると、ここで言いたいのはつまり「守備における意思統一が不徹底だった」ということです。ですので、それをまず端的に伝えます。あとはその例として、分かりやすい所を選び取ってきました。箇条書き項目にあった「前衛のプレスと〜」「プレスの掛け方〜」は、プレスという専門用語が絡んでいることもあるので削除しました。

5. P〜Aを全て繋げる

文字数の調整が済んだら、最後に全てを繋げて一つのアピールとします。この際、導入と結論も忘れないようにしておきましょう。

導入
学生時代、サッカー部で地区大会優勝を目標に取り組んできました。


私はチームの弱点が「守備に対する意思統一が取れていない」という点にあると感じました。何人もボールを追ってしまって隙が出来たり、奪った後にすぐ攻撃に移れなかったりする場面が相次いだからです。


そこで主将に「組織的な守備」の必要性とその為の練習メニュー案を提言し、取り入れることになりました。


ですが、練習量が格段に増えたことでメンバーから不満が漏れ出し、とても練習どころではなくなりました。結果、ミーティングが開かれたのですが、私はそこで「自分が必要だと感じても、全体がそうとは限らない」ことを感じました。私の思う強いチーム像とメンバー個々人の目指すチーム像が食い違っていると気づかされたからです。


以来、私は疑問があれば、まずメンバーと話して何が必要か考えるようにしました。そうして皆と同じ方向を向くことを意識するようになりました。

導入からAまでで「394文字」です。
ご覧の通り、Dが少なくCが膨らんでいます。PDCAの肝は「CとA」です。優先順位としては両者が最も高く、Dが最も低いです。そのため文字数が苦しい場合、Dを縮めて、他を膨らませると良いでしょう。

6. 文字数に合わせて「C」と「A」を厚くする

ESによっては、600文字、800文字などもあります。この場合、CとAのボリュームを増やすようにしましょう。前述の通り、PDCAサイクルの要は、この「C」と「A」だからです。

以上、ESの書き方、書式の秘訣になりました。ESは具体的に書かなければ何も伝わりませんが、具体的に書いてると文字数が圧迫されるというジレンマがあります。コツは「伝えるべき内容をしっかり押さえること」「最初は文字数を意識せずに書くこと」です。