新卒の内定率の動向と実態について | 新卒就活.com

2016/09/12更新

新卒の内定率の動向と実態について

新卒の内定率の動向と実態についてご紹介します。
就活生にとっては、昨年度までの新卒の内定率が気になるところです。
何月までに内定が取れなければマズイ状態と言えるのか、常に自分の場合と比較しながら就活を進めていきたいものです。
しかし新卒の内定率は数値だけでは表せない事情もあるのです。

2015年までは新卒の内定率は上昇傾向にある

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マスコミの情報によると、過去4年間で新卒の採用率は上昇し続けているとのことです。
これは就活生にとっては嬉しい情報ですが、だからと言って売り手市場という訳ではありません。
新卒の採用率が上昇しているのは、企業がバブル崩壊後に大幅にリストラをした結果、返って人材不足になってしまった穴を埋めようとしていることが挙げられます。

●有名大学への採用枠が増えている!中堅の私立大学の新卒の採用率は横ばい

企業にとっては給与の高い中途採用よりも、新卒を採用して使えるようにした方が良いと思うのですが、売り手市場というよりは企業が人材を選ぶ目が厳しくなる傾向になっています。
レベルの高い大学への採用枠が増えている一方、中堅の私立大学の新卒の採用率は横ばいが続いているのが現状です。

内定率が高い=多くの学生の就職が決まった訳ではない

新卒の内定率が上昇したというと、それだけ多くの学生の就職が決まった様に思えるのですが、内定率というのはあくまで企業が内定を出した数と就活生の数の割合に過ぎません。
一人が多くの企業に応募して、全ての企業から内定を受ければそれだけ全体の内定率が上がるのです。

内定率が上昇しようと自分が就職できる可能性が高くなるわけではない!

優秀な学生が複数の企業から内定を受けることが出来る一方で、一つも内定が貰えない学生もいます。
それでも内定率が上昇したことになりますので、数値だけで自分にも内定が出る可能性が高くなったと喜ぶことはできません。
尚、折角内定が取れたにも関わらず業績悪化で「内定取り消し」になるというケースもあります。
新卒の内定率は実際に入社してからでないと確定値とならないのです。

新卒の内定率は正確ではない!

新卒の内定率が話題になる一方で、複数社から内定が出た為にギリギリになって内定辞退をする就活生もいます。
内定率が高くても辞退をする就活生が増えれば結局は結局は採用率としては例年通りとなってしまいます。

●正社員以外の雇用形態で就職する学生も多い!

その他にも、学生の働き方に対する意識が変化してきているという事情もあります。
自分のやりたいことを仕事にするには派遣や契約社員などの雇用形態を選ぶ就活生もいます。
競争やストレスを最初から回避する為に、正社員でなくてもゆとりを大切にした働き方を選ぶ学生が増えているのです。
新卒の内定率として正社員以外が含まれている場合、一概に上昇したとは言い切れません。
卒業までに何かしら仕事に就いていたいと思うことから、とりあえず就職をするもののすぐに辞めてしまう新卒もいるのです。

新卒の内定率は不特定多数の要因があるため鵜呑みにはできない!

多くの人が勘違いしてしまう「内定率」。
内定率が高いから就職できる、内定率が低いから就職できない、というのは大きな間違いです。
新卒の内定率は一時的に上昇した時だけを見て喜ぶ訳にはいきません。
どんな企業で、どの時期に内定率が推移しているのかを理解することが大切です。
就活生にとっては内定率よりも、自分が入社したい企業の採用傾向を調べた方が得策と言えます。