面接の頻出質問「長所と短所は?」に的確に答えるためのコツとNG例 | 新卒就活.com

2016/10/14更新

面接の頻出質問「長所と短所は?」に的確に答えるためのコツとNG例

面接中には、必ずと言っていいほど問われる質問というものがあります。その代表的なものには「長所と短所を教えて下さい」と言った質問も該当しています。この質問は、自分のことを聞かれているため、なかなか答えづらい質問として学生が認識しています。しかし、企業としては、人間性や人物像を把握することができるため、重宝している質問です。
問われる可能性が高いので、下準備が非常に重要になってくるでしょう。
ここでは、長所と短所の質問に的確に答えるためのポイントやNGな答えを例文を交えて、ご紹介します。

面接で「長所と短所」を聞くのには意図がある

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面接は限られた時間で合否の判断をしなければなりません。そのため、無駄な質問ややり取りは一切ないと思ってください。面接官は無駄な質問がしないので、必ず質問をしてくるということは、背後に意図があるのです。その意図を汲んだ回答ができれば、合格率は飛躍的にあがるでしょう。

会社にマッチしている人間か確認したい

企業が面接するのは、適性の有無や活躍の可能性を暴きたいからです。どのような素質の持ち主で、どのような性格をしているのかを把握することは面接官の使命と言えます。
性格が企業の雰囲気や風土に向いていないとなると、雇った意味がありません。そう言ったミスマッチを起こさないためにも、企業は就活生の人物像を把握しなければならないのです。

その性格で、働いていけるのか、つぶれないかを確認されているので、企業の雰囲気などを知っておかないと間違った回答をしてしまう可能性があります。適切な回答をするためにも、企業研究などはしっかりしておきましょう

客観視できるかどうかを見極められている

短所は誰しもが持っているものですが、そこをしっかり把握できているかも問われます。自分というものを把握するためには主体的であってはいけません。つまり、客観的に自分を見れているかが重要になってくるのです。

仕事では、主体的ではなく多角度的に見ていかなければなりません。その力があるかどうかも、この長所と短所の質問では問われていると思ってください。

複雑な意図が絡み合って、質問は投げかけられています。字面だけで、どのような回答が求められているのかを判断してしまうのは、見誤った回答をしてしまう可能性を高めてしまうので、多面的に質問の意図を探りましょう

弱さを受け入れられ、克服しようとしているか

短所は自分の嫌いな部分です。目を背けたい部分ではありますが、そこにどれだけちゃんと向き合えているかが、今後の成長にも関係してきます
また、問題をそのままにしておくのか、解決に向けて動けるのかの行動力も問われています。

世の中には、目を背けたくなるようなことが散らばっています。そこで、見て見ぬふりをする人もいれば、受け止めきれずに壊れてしまう人もいます。精神力の強さも見られているといえるので、どう受け取って、消化するのか企業は知りたいのです。

問題解決能力の有無

短所を克服するために、どのような対処をしているのかを知ることは、問題解決能力の高さも分かります。問題点に対して、的確な対処ができているのか、それとも的外れな方法を取ってしまっているのかは、仕事をするうえで非常に重要です。
そのため、長所と短所に関する質問で、働いている時に課題が出てきたら、どのように対処するのかを見定めようとしているのです。
このように、長所と短所の質問では、問題を見抜く力と、状況判断能力を見られます。

長所をより魅力的に魅せるための答える時のポイント

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自分では長所と思っていても、それがアピール材料としては認められない場合もあります。企業が求める長所とは何なのかを把握しておく必要があるのです。
長所を伝えた時に、面接官がうなずいてくれるような回答にするためには、いくつかのポイントがあるので、そこを押さえて長所を答えましょう。

仕事に役立つ長所を挙げる

企業が欲している長所というものは、仕事に通用するものになります。業種や職種によって、仕事で活用できる長所は異なってくるので、まずは企業がどのようなスキルや人物を望んでいるのか把握しておかなければなりません。

伝え方としては、「長所+その長所がもたらす効果」が適切です。
たとえば、「責任感があります。どのような仕事でも決められた期日内には提出します。」と言ったように、その長所がどのように仕事に役立つのかも付け加えられると効果的です。

複数個、長所を挙げるのではなくひとつに絞る!根拠を添えて伝える

長所と聞くとアピールをたくさんできる機会だと考えて、いくつもの長所を挙げてしまう人がいますが、それでは伝わるものも伝わりません。そのため、1個だけ長所を挙げましょう
ひとつの長所を深堀りしていって、具体的な根拠を挙げていくと、それがどう仕事に活かせるのかを問われたときに、説得力に雲泥の差が生まれます。
「結論⇒具体的な根拠⇒仕事への活かし方」といった流れで構成すると、面接官も理解しやすいので、オススメです。

短所を聞かれたときの適切な答え方

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短所を聞かれたときは、長所を答える時とは違ったテクニックが必要になってきます。長所を答えるよりも、神経を使わなくてはならないので、慎重に答えましょう。

これだけは言ってはいけないNG例

面接官の質問には、素直に答えなければなりませんが、答えてはいけないNGなものも存在しています。NGなことを言ってしまうと取り返しがつかないので、言わないようにここで確認しておきましょう。

◆NG例1:短所はありません
人間、誰しも短所を持ち合わせているものです。それにもかかわらず「ない」と言ってしまうと、良く見せようとして嘘をついている、自己分析が疎かと判断されかねません。面接官は短所の有無を尋ねているのではなく、その短所に対してどうしていくのかを問うています。素直にどこが短所なのか答えましょう。

◆NG例2:時間・お金・信用性にかかわること
「時間にルーズ、お金の管理が杜撰、虚言癖がある」これらに該当してしまうと、信用を持てないなどの理由により、選考を進んでいくことは難しいです。
時間とお金の管理は社会人には必須の能力になります。それが欠けているとなると、一緒に働く仲間としては認めてもらえないのです。

◆NG例3:業務に不適切と感じさせる短所
営業職を希望しているのに、コミュニケーション能力が低い、事務職なのに細かい作業は苦手と言っていたら、適性がないと判断されてしまいます。できるだけ、業務に直結するような短所は、避けるようにしましょう。

◆NG例4:疾患や虚弱体質
持病や身体が弱いと言われてしまうと、持病で休む可能性があるのではないか、ストレス社会の中で働いていけるのか、疑われてしまいます。持病などは、自分から答えるのではなく、聞かれたら答えるスタンスでいいと言えます。

短所を選ぶ際のワンポイントアドバイス

短所選びも重要になってきます。問題にならない短所を伝えるためには、下記の2つのコツから選び抜く必要があります。

◆短所を選ぶコツ1:業務に深く関係しない短所にする
短所ならなんでもいいわけではなく、短所選びにも法則があります。簡単に言ってしまえば、希望する職種に直接関係がない短所にしましょう。
たとえば

【例】
チームワークが必要な仕事にも関わらず、1人作業が好き
接客業なのに、人見知り

これでは、なぜ応募してきたの?と疑問に思われてしまいます。そのため業務とは関係が深くない短所を挙げるようにしましょう。

◆短所を選ぶコツ2:克服ができるものにする
人格形成の根本的な問題が短所では、直せるか分かりません。それでは、短所がマイナスのままのものになってしまうので、努力すれば改善が見込める短所にしましょう。
直らない短所では、問題解決能力や対応能力なしと判断されてしまうので、克服できるであろう短所を選ぶようにしてください。

短所の克服方法を伝える!表現方法にも気を付ける

短所は、マイナスなアピールです。それで終わってしまっては、いいイメージで終わることができません。それでは、選考通過の足かせになってしまいます。そのため、短所を伝えるときは、改善策も併せて伝えなければなりません
短所に対してどのような取り組みをしているのか、具体的な対処法を伝えましょう。そうすることで、評価がプラスへ変わります。

また、伝える時の言葉の表現にも注意が必要です。短所では、直接的な言い方をしてしまってはいけません。やわらかい表現、もしくは長所のように聞こえるくらいに表現する必要があります。短所の伝え方ひとつでも受け取り手に与える印象は良くするようにするのがポイントになってきます。

【例】
短気⇒はやく事を進めていきたい

長所の例文

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では、実際にどのように面接中に長所を聞かれたら答えるべきなのか、下記でご紹介します。

責任感が強い

私には、最後まで責任をもってやり抜く力があります。締め切りから逆算していって、1日のやるべきこと、中間日までに終わってなければいけないことを決めておき、進捗を常に確認していきます。そして、期日までに日々やることをこなして、必ず期日までに完成させます。
仕事には、締め切りや目標があります。締め切りを守りつつ成果を挙げるために、毎日の行動の確認を起きたらずに、業務に当たっていきたいと考えています。

忍耐力がある

私には耐え抜く力があります。感情に流されるのではなく、その場で一番最適な行動がとれます。所属していたテニスサークルでは、他校との交流も盛んで、その仲介役に任命されました。日時や場所などを決めるのにも連絡がつかなくて、任命当初はうまく行きませんでした。しかし、何が原因か突き止めて、ひとつひとつの課題に対処していきました。
時には、いざこざが起きそうになったり、怒鳴られたりしましたが、相手の話を最後まで聞き、自分が求めることも伝え、折り合いをつけることができました。まずは、相手の言い分を聞いて、その後こちら側の要求を聞く姿勢で取り組んだところ、自分が求めていたゴールに行くことができました。
事を急ぎ過ぎず、確実に目指すところに行けるように、小石をひとつひとつ払いながら、進めていく力は、チームワークを必要とする業務にも、潤滑油として機能できるのではないかと思っています。

短所の例文

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では、続いて短所を聞かれたときの答え方の例文をご紹介します。長所よりもテクニックが必要なので、しっかり準備してから面接に臨みましょう。

短気

事を急いでしまうのが短所です。スピードに乗って進める一方で、相手にもそれを求めてしまうところを直さないとならないと考えています。そのため、相手の進捗を聞いて、その人と同じような進捗であることを伝えるようにしたり、その人が遅れている場合は、少し進んでいることを伝えるようにして、相手に直接的な負荷をかけないように意識し始めました。また、言葉にする際にもう一度考えてから、口調をやわやらかくして聞くようにして威圧的にならないように努めています。

優柔不断

私の短所は決断するまでに時間がかかることです。私が決断できないことで他の人にも迷惑が掛かってしまうので、改善していかなければならないと思っています。そのため、自分で制限を決めるようにしました。何分以内で決める、3つまでに絞るなど、制限を決めるようにしてからは、少しは改善してきました。
仕事では、さらに迅速な決断が要求されると思いますので、より有効な制限を決めて業務に臨んでいきます。

まとめ

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面接では、長所や短所といった人格や性格について聞かれる質問が多く投げかけられます。企業からしたら、一緒に働く仲間として相応しいのかの確認のために重要な質問なのです。

自分の性格を聞かれているのだから、素直に答えるべきだろうと思いがちですが、必ずしもそれが正しいとは言えません。なぜなら、NGな回答もあるからです。
特に短所に関しては、発言や表現方法に気を付けないとマイナス評価のままになってしまいます。短所でも、それに対してどのように向き合い、対処しているのかが分かるとプラス評価がつきます。
伝え方ひとつで、評価は真逆に変わってしまいます。適切な伝え方で、プラスにもマイナスにもあるので、発言やテーマは慎重にしましょう。