面接の志望動機に隠された企業の意図と合否の分かれ目になる構成【例文付き】 | 新卒就活.com

2016/09/26更新

面接の志望動機に隠された企業の意図と合否の分かれ目になる構成【例文付き】

面接では、必ずと言っていいほど聞かれるのが“志望動機”です。よく聞かれる質問だからこそ、優劣がはっきりと見えてしまうものでもあります。
優劣付け難いものにするためには、面接官がなぜ志望動機を聞いてくるのかの理由と書き上げるコツを知らなければなりません。
そこで、今回は面接官が表に出さない志望動機を聞く理由と、完成度が高くなる書き方のコツを例文を交えてご紹介します。

面接で志望動機を聞く理由

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面接では、ほぼ100%と言ってもいいほどに“志望動機”は聞かれます。その高確率から、あらかじめ準備している人は多いことでしょう。しかし、その志望動機は、面接官視点に立って書かれていますか?
志望動機という言葉だけで、何を書けばいいか何となくは想像ができますが、本来質問というのは、問いかけ者が求めた答えになっているかなどの確認のために問いかけられます
そのため、こちらの思いばかりが詰まった志望動機では、面接官が納得するほどのものにはならないのです。

そこで、志望動機を書くためには、まず面接官の意図を確認しなければなりません。

【ポイント】
面接官の意図を知ってから、欲している内容を含んだ志望動機を書く

志望度の高さが知りたい!口からのでまかせではないかの確認

志望動機というくらいですから、何故志望するのかを問われます。志望動機と聞くと、興味を持った理由でしょ?と思ってしまう学生もいますが、その理由では浅はかな回答になってしまうので、志望動機としては相応しくありません。
またどこの企業でも通じるような志望動機では、志望度は低いとみなされてしまい、選考通過は厳しいです。

志望動機は、企業を隅々まで調べ上げなければ書けません。つまり、志望動機の完成度で志望度も図れてしまうのです。
志望度が高ければ高いほど、仕事へ取り組む姿勢も良くなり、たとえ困難が立ちはだかっても、それを好機と捉えて挑める強い精神が伴います。

志望度は、仕事をしていく上で非常に重要なポジションを担っているのです。

【ポイント】
仕事を行う上でやる気が重要!その物差しとして志望動機は使われている
志望度を高くするためには、業界・企業研究が必須

企業のビジョンと学生のビジョンのマッチ度

企業は、社会で生き残るために今後のビジョンを掲げて運営しています。その企業が進もうとしているビジョンが学生が持っているビジョンとかけ離れている場合は、何が起こると思いますか?

ミスマッチが起き、企業としては給料に見合った貢献が見込めなくなり、学生はやる気を失い、二次被害として周囲への影響も懸念されます。このようにミスマッチは両者にとって、何ひとついいことはありません。

企業としては、できるだけ長く勤めてもらい、優秀な人財へ成長させて貢献を期待して採用を行います。
そのため、ビジョンに食い違いが生じていないかも大切な合否の判断材料にされます。

【ポイント】
ミスマッチを危惧されないためにも、就活生は企業とゴールを合致させなければならない

志望動機として挙げてはいけないNGワード

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志望動機は、ただ素直に書いていいというわけではありません。志望動機にも合否に影響を与えるNGワードが存在しています。

面接というのは、腹の探り合いになります。企業が学生を品定めするように、学生も企業をジャッジしなければならないのですが、NGワードを言って相手の反応を見るようなことは、内定が欲しいのであれば避けましょう。

NGワード①:勉強したいから

学生からしたら、社会人としての知識の乏しさを埋めたい、また夢のために「勉強したい」という気持ちが芽生えるのは自然なことです。しかし、面接官は「勉強したい」という言葉を聞くと肩を落としてしまいます。

会社は大学などの学び舎とは違います。勉強したい姿勢をアピールしても企業としては合否の判断を付けられないのです。

企業側としては、どう貢献するつもりなのか知りたいため、学生の願望は面接官には響きません。「私を採用することで、どのようなメリットが望めるのか」を伝えるところに視点を置く必要があります。

【ポイント】
会社は学び舎ではない!「勉強したい」願望ではなく、あなたの価値を伝える

NGワード②:給料や福利厚生に魅力を感じたから

仕事をする目的は人それぞれだとは言うものの、生活費を稼ぐ目的は共通しているでしょう。そのため、待遇面も考慮しつつ就活は行うものです。

しかし、第一の志望動機が待遇面(給料や福利厚生)である場合でも、素直に答えてはいけないという暗黙のルールが存在します。

給料が良い
残業が少ない
年間休日が125日以上

上記の理由を述べてしまうと、働く意欲が弱く、貢献が見込めないと思われてしまう可能性が高まりますので、触れないようにしましょう。

【ポイント】
暗黙のルールで給料や待遇面の話は厳禁!イメージを下げないためにも触れない方が吉

NGワード③:社風や雰囲気など仕事内容とは違う部分

社風や雰囲気は、インターンシップなどにトライしていない限り分からないものです。そのため、就職支援サイトなどの言葉を鵜呑みにして、社風がいい、雰囲気が性に合っているという理由を述べてしまうのはやや危険と言わざるをえません。

また、環境が整っている点を志望動機に挙げてしまうと、周囲に影響されやすい人物なのかな?自分ではコントロールができないのかな?適応力が弱いのかな?という可能性が面接官の頭には浮かんでしまいます

また、社風や雰囲気は学生側にとっては非常に利点が多いですが、企業側には何もメリットがありません。つまり、自分に対する利点ばかりを述べていては人事の心をつかむことはできないのです。独りよがりの志望動機にならないように注意しましょう。

【ポイント】
学生側の利益が志望動機の内容では説得力が弱い!周囲を重要視する姿勢は順応力に欠けると印象を与える

志望動機を作る際のコツ

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志望動機の注意点が分かったところで、次は、どのように作り上げるかが大切になってきます。どんなにいい志望動機であっても伝え方が間違ってしまっては意味がありません。自分というものをいかに魅力的に魅せるか、伝え方を確認しましょう。

志望動機の構成

志望動機では、どのような構成にすればいいのか悩むものですが、主に4つのことを簡潔に述べていれば、採用担当者に伝わります。

◆将来やりたいこと
◆目標を掲げるに至った経緯や根拠
◆目標達成のために、なぜその企業でなければならないのか
◆企業にどのように貢献していくのか

この4つのポイントが含まれていれば、大方間違った志望動機にはならないでしょう。

スタートは結論から!

文章の流れは、基本的に起承転結と言われていますが、就活の場面では様相が異なってきます。

面接の志望動機では、特に言われてすぐに理解できる流れでないと、何を伝えたいのかが分からなくなってしまう時もあります。
そのため、理解しやすいように結論から述べていかなければなりません。つまり、「なぜ志望するのか」から書くのです。

【ポイント】
結論から述べることで、何を伝えたいのかが相手も理解しやすいようになる

他の会社ではダメな理由を書くために“ラブレター”を参考にする

志望動機というのは、簡単に言えば、企業に送る“ラブレター”のようなものです。そのため、あなた(企業)じゃなければならない理由を明確に伝えなければなりません。私にとって、唯一無二の存在であることを伝えられるような内容にしましょう。

この企業ではなくてはならない理由を伝えるためには、企業の強みや特色を見つけなければなりません。そのためには、同じ業界の会社と比較したり、企業研究をする必要があります。

【ポイント】
好きな人に送るラブレターのように“あなた(その企業)でなければならない理由を企業研究を経て見つける

1分でまとまる内容に仕上げる

面接で志望動機を聞かれたときは、約1分以内に答えるのが目安になります。長さは長すぎると、相手を飽きさせてしまい、短いと意欲に欠けていると判断されてしますので、ちょうどいい1分間を目指すのが妥当なのです。

1分間という長さでは、文字数で換算すると約300字~400文字程度になります。面接は、相手が聞き取りやすく理解しやすいようにゆっくり話すのが基本ですが、面接という場では緊張してしまい、早口になってしまいかねません。
早口になってしまうと、300字では、時間が余ってしまうので、400字は必要になってきます。

そのため、日頃、話すスピードが早口なのか、ゆっくり話すタイプなのかで文字数は調整するといいでしょう。それに加え、早口になることを加味して文字数は決めてください。
どっちもどっちという人は、350字程度に収めておくと丁度いいでしょう。

【ポイント】
緊張により早口になることも加味して、文字数を調整する

今すぐに手本にできる志望動機の例

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紙媒体の広告の新たな可能性を見つけ、付加価値をつけたいからです。現代で広告と言えばネット広告が連想されますが、ターゲットになっている若い世代のスマホユーザーなどは広告をスルーしている現状があります。
これでは本末転倒だと思い、少子高齢化社会である日本だからこそ、本来のターゲットにすべきなのは年配者だと考えています。年配者から孫、ひ孫というように情報が伝達されていくロジカルを生み出すために、年配者が手に取りやすい紙媒体の広告に注力すべきと考えています。
御社は、紙媒体の広告の先駆者であり、年配向けの雑誌も手掛けているので、目標達成に一番近づけると確認し志望しました。
また、本人の裁量に任せて仕事も割り振っていただけるということなので、現在学んでいる心理学や色彩学を活かした広告作りができると自負しています。

まとめ

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面接で志望動機を伝えるのは、告白するのと同じようなものです。そのため、相手(企業)のことを知り、唯一無二の不可欠な存在であることを伝えられる志望動機でなければならないのです。
なかなか筆が進まない人は、まずは採用ページを見て、何か目が留まることがないか探してみましょう。そして、なぜこれに目が留まったのか、興味を持ったのかなどのように深く掘り下げていくと、志望動機が出来上がっていきます。そのあとは、業界研究や他社との比較をして企業の強みを見つけられれば100点満点の志望動機の完成です。