SPI試験の損益算が誰でも簡単に解ける裏技【基礎・応用編】 | 新卒就活.com

2016/08/04更新

SPI試験の損益算が誰でも簡単に解ける裏技【基礎・応用編】

SPI試験は事前に勉強しないとなかなか解けないですよね。特に受験者の多くが苦手としているのが非言語分野です。

ここでは、SPI試験の非言語分野でよく出題される「損益算」のわかりやすい解き方をご説明します。

SPI試験の損益算で必要な知識

pay-937882_640
SPI試験に出題される損益算は、売買によって生じる損益に関する計算をさします。会社というのが利益を追求する集合体である以上、どのような業種であれ、社会人としてこの損益を計算するという能力は欠かせないものです。単にSPI試験対策としてではなく、いずれ社会に出て必要になってくる能力だと理解してください。

では、実際の問題を見てみましょう。

【損益残の問題例1】

ある品物の原価は500円である。この品物に原価の3割の利益が得られるように定価をつけたが、売れなかったので定価の1割引で売ることにした。売価はいくらか。

解説
この損益算を解くためには、問題文に出てくる価格に関する用語をチェックしましょう。

============
原価:商品を仕入れたときの価格。
定価:商品に定められた価格。
売価:商品が実際に売られた価格。
============

SPI試験の損益算の解き方1,基本編

1

ではさきほどの問題を解いていく前に、SPI試験で出題される損益算の公式が2つ挙げます。
これは覚えてしまってください。

【公式1】 定価=原価×(1+利益率)
【公式2】 売価=定価×(1-割引率)

では先ほどの【損益残の問題例1】にあてはめてみましょう。
求めるのは売価ですが、売価を出すには定価を求めなければなりません。まずは【公式1】を使って定価を出していきます。原価が500円で利益率は3割ですので、500円×(1+0.3)=650円が定価となります。
定価が分かれば、あとは【公式2】で売価を出すだけです。売価は1割引で売ったのですから、650円×(1-0.1)=585円で答えは585円となります。

では、定価を求めるパターンや原価を求めるパターンも見ていきましょう。

参考にしたい例題

【問題2】 原価が900円の品物に、定価の5割引で売っても、原価の2割の利益が得られるように定価をつけた。定価はいくらか。

【問題3】 ある品物に、定価の4割引で売っても、原価の2割の利益が得られるように1200円の定価をつけた。原価はいくらか。
いずれもSPI試験に頻出の損益算ですが、公式を利用すれば解ける問題です。

解答

【問題2】5割引後の売価が1080円になればいいのですから、【公式2】にあてはめて、900円×(1+0.2)=定価×(1-0.5)となり、これを解くと定価は2160円となります。

【問題3】4割引後の売価でも原価の2割の利益が得られるのですから、売価=原価×(1+0.2)。
売価の部分に【公式2】をあてはめると、1200×(1-0.4)=原価×(1+0.2)となり、これを解くと原価は600円となります。

SPI試験の損益算の解き方2,応用編

1

以上の損益算では商品の個数は関係ありませんでした。しかしSPI試験の損益算では、商品の個数がからんでくる応用問題が出題されることもあります。

【損益残の問題例2】
ある品物を100個仕入れ、原価の2割の利益が得られるように定価をつけて売ったところ、40個が売れ残った。
そこで、残りをすべて定価の4割引にして売ったところ、総利益は2000円となった。この品物の原価はいくらか。

なんだか突然難しくなった気がするかもしれませんが、基本は同じです。
公式にあてはめながら考えていけば、SPI恐るるに足らずです。ここでのポイントは「利益や売価などを品物1個あたりに換算して考えること」と、「総利益とは、定価で売った品物の利益総額と割引きで売った品物の損失総額の差額であること」を理解しておくことです。

解説

まず商品1個あたりの原価をC円とします。すると当然、定価で売った場合の商品1個あたりの利益は0.2C円となりますね。
では「定価で売った品物の利益総額」はいくらでしょうか。売れたのは100-40=60個ですから、0.2C円×60個=12C円となります。

つぎに4割引きで売ったときの品物1個あたりの売価を考えましょう。
【公式2】より、売価=(C×(1+0.2))×(1-0.4)=0.72C円になりますね。このとき、品物1個あたりの原価はC円なので、4割引で売った品物1個につきC-0.72C=0.28C円の損失が生じている状態です。そうすると「割引きで売った品物の損失総額」は、40個×0.28C円=11.2C円にのぼることがわかります。

あとは「定価で売った品物の利益総額」から「割引きで売った品物の損失総額」を引いたものが2000円という総利益になるのですから、これを式にすると、12C-11.2C=2000となり、方程式を解いてC=2500円。

まとめ

1

最後の問題はやはり複雑かもしれません。しかし、挙げたポイントさえ理解してしまえば、あとは問題の数をこなすことでコツがつかめるようになります。SPI試験の損益算の解き方で重要なのは2つの公式と価格に関する用語を正確に理解しておきましょう

SPIの損益残はそれほど複雑な問題ではありません。苦手意識を克服して、ぜひSPI試験の損益算にトライしてみてくださいね。